育児休暇は自分と向き合う日々

育児休暇中に、子供の成長は当然ながら、家族が楽しく穏やかな日々をおくるにはどうすればいいかを考えるようになった。最近になって強く思うようになったこと、それは自分の苛立ちを克服することの重要性だ。

「自分の感情に家族の感情が左右される」
 自分が家族の前でイライラすると、子供たちは委縮し、不穏な雰囲気ができてしまう。妻のイライラではそうならないので、子供たちは父親への恐怖があるのだろう。自分が楽しい雰囲気でいると、子供たちの笑顔が絶えない。何となくわかっていて、正そうと意識はあったものの、いざかっとなると制御ができない。そんな中でもイライラ対策の試行錯誤の末、すこしづつ変化を実感している。

 「イライラ防止法」

 定期的に息抜きをする。やりたいことを我慢しない。料理で時短レシピや宅配サービスを利用する、Netflixをみる、ストレスを感じたら早めに休む。(家事育児を放棄し寝る)断酒、カフェイン減量。このあたり(体質改善)をつづけることで、ここ1か月はイライラすることは減ったきがする。

「家族のありかた・見え方」

 子供たちや妻の欠点を個性とみなすことにした。完璧な人間はいない。特技と欠点はトレードオフであり、欠点に裏には必ず特技が必ずあり、欠点をなくすことは同時に特技を失うことになる。そのため、欠点は歓迎すべきものであり、少なくとも家族内では個々が欠点を補い合いあえればそれでいいのだという。(著書:家族のトリセツより)
 家族は甘やかしていい。それが、居心地の良い家族となるのだという。
 こういった気楽さが家庭内では必要。

 

このイライラは家庭内だけか。いや、おそらく職場や身内にもさんざんバラまいてきたのであろう、その愚かさに最近になって恥じるようになった。当時は自分の苛立ちの周囲への影響など深く考えたこともなかったが、それができるようになったのは、この育児休暇という自分と向き合う時間が多くできたためであろう。
育児は育自とはよくいったものだ。ただ育児に専念しなければできなかったことだと思う。今でこそ思う。育児休暇の本質は、子供の成長を鑑に自分とじっくりと向き合う機会なのであろう。

この気づきは、今後の仕事や身内や知人との付き合い方へも影響していくものだと期待したい。